Photo by Boris Kačan

ボートにのって時空を超える旅に出よう!

クロアチアには、クリスタルクリアな海、うつしいビーチ、魅力的な海辺の町や、歴史的な名所の数々があり、アドリア海最高の航路が目白押し。しかも、セーリングの冒険を楽しみながら、クロアチアでユネスコ世界遺産に登録されている8ヶ所のうちの6ヶ所も訪れることができるとご存知でしたか?ボードにとび乗り、いざ出帆-そしてカルチャーの世界へこぎ出しましょう!

その1、ポレチュ歴史地区にあるエウフラシウス聖堂の司教建造物群

カルチャーを堪能する海のクルーズは、イストゥラの町ロヴィニュのACIマリーナから始めましょう。ロヴィニュから、中世の貴族の町ポレチュへの旅はあっという間。ポレチュのマリーナにいかりをおろすと、歴史的な町の中心部の北端に位置するエウフラシウス大聖堂までは、徒歩でほんの数分の距離です。エウフラシウス司教にちなんで名前がつけられたこの大聖堂は、1997年にユネスコ世界遺産に登録されました。聖具保管室、洗礼堂、鐘楼、大司教の宮殿を併設するこの6世紀の司教建造物群は、地中海エリアにおける初期ビザンチン建築の優れた一例です。

その2、シベニクの聖ヤコヴ大聖堂

ボートに戻ってさらに南に舵を進めましょう:次の目的地は中部ダルマチアのシベニク、ザダルの少し南にあります。壮大な海岸線と何十もの島々を誇るシベニク諸島は、熱烈なセーリングファンの真のパラダイス。ヴォディツェVodice ACIマリーナにボートを係留し、美しい歴史的な町シベニクまで残り10キロの道のりは、レンタカーやタクシー、さらには自転車でさえ、たどり着くことができます。市内中心部に着くと、古い中央広場の南側に、この日帰り旅行の目的、聖ヤコヴ大聖堂が位置しています。このユニークな宗教建築のモニュメントは、北イタリア、ダルマチア、トスカーナの芸術が結びついた傑作です。シベニク市民の頭部彫刻などが刻まれた石の外壁など、ユニークな装飾が施されたこの大聖堂は、クロアチア全土でも、15ー16世紀のもっとも重要な建築的成果と見なされています。この大聖堂は、 2000年にユネスコ世界遺産リストに登録されました。

その3、トロギールの歴史地区

船に戻りましたか?それでは、アドリア海岸沿いにさらに南へ進みましょう。ドゥルヴェニック・ヴェリDrvenik Veli島を過ぎると、次の目的地であるトロギールの歴史的な街は、もうほんの数キロ先。ACIマリーナ・トロギールにボートを係留するのがお勧めです。陸地に足を踏み入れると、もうそこは、街そのものがミュージアムのようなトロギールのど真ん中。歴史的旧市街の中心部は、都市建築の連続性がみごとに体現されている例として、1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。ここでは、ロマネスク様式の教会はもちろん、壮大なルネッサンス様式やバロック様式の建物が混在しています。トロギールで見るべきものすべてを列挙することは不可能ですが、もっとも重要な建物を一つ挙げるなら、それはおそらく、ラドヴァンによる印象的な彫刻が施された入口で有名な13世紀の聖ロヴロ大聖堂。この大聖堂は、クロアチアにおけるローマ様式とゴシック様式芸術の最高傑作と考えられています。

その4、ディオクレティアヌス宮殿があるスプリットの歴史的建造物群

次に行くのはスプリット、西へほんの数キロの場所です。クロアチア第2の都市の周辺エリアは、アドリア海のまさにハイライト。スプリットに近づいて、係留に適した場所を探しているなら、ACIマリーナ・スプリットをお試し下さい。このマリーナは、ススティパンSustipan半島に位置し、アドリア海で最も長い遊歩道スプリット・ルンゴマーレLungomareのすぐ起点にあります。マリーナは一年中営業しており、長い防波堤が荒波や風からボートを保護しています。ここにボートを係留すれば、ユネスコ世界遺産の目的地、ディオクレティアヌス宮殿があるスプリットの歴史地区は、徒歩ですぐ。3世紀後半から4世紀初頭にかけて、ローマ皇帝ディオクレティアヌスの引退後のすみかとして建てられたいわゆる「宮殿」は、実際には、豪華な別荘と軍の陣営の複合施設です。こんにち私たちが知っているスプリットの町は、この宮殿エリアから拡大して発展してきました。長年にわたり、古代の要塞は活気ある旧市街に成長し、現在は数多くのショップやカフェ、レストランがあります。歴史的建造物は、しだいに町並みに統合され、たとえば、皇帝の霊廟は大聖堂に改造されました。

その5、フヴァール島のスタリ・グラード平原

次の目的地、フヴァール島のスタリ・グラード平原へは、またごく短い船旅。ダルマチア海岸沖の、ブラーチュ島、ヴィス島およびコルチュラ島に囲まれたエリアに位置しています。ここでは、風からよく守られているACIマリーナ・ヴルボスカVrboskaにいかりを下ろすのがおすすめ。我々の旅の目的地、ユネスコ世界遺産のスタリ・グラードの町とその名前がつけられた平原は、島の反対側の10キロ圏内に位置しており、公共交通機関でアクセスできます。スタリ・グラード平原は、2008年にユネスコ世界遺産に登録されました。これは、紀元前4世紀にギリシャの植民地開拓者によって区画設定が行われ、現在もなおそのまま使用されています。このため、ここは、世界でもっともも長く耕作が行われている農業地域の一つなのです。また、このエリアでは、数多くの「ヴィラ・ルスティカvillae rusticae」(ローマ時代の土地所有者の住居)や、ギリシャ時代の農業用建物を含む、数百もの重要な考古学的遺物がみつかっています。

その6、ドゥブロヴニク旧市街

スタリ・グラード平原をあとにすると、いかりをあげるのはこれが最後、我々の航海の旅の終着点、ドゥブロヴニクへと向かいます。「アドリア海の真珠」として名高い、うつくしく豊かな文化遺産は、地元のACIマリーナにも反映されています。ドゥブロヴァチュカDubrovačka湾入り口に位置するACIドゥブロヴニクは、アドリア海域で最高のマリーナの誉れ高く、ボートを停泊、保管、維持管理するのに、もっとも安全なマリーナの一つと言われています。もう一つのメリット:ACI ドゥブロヴニクは、アドリア海でもっとも美しいマリーナの一つであるだけでなく、1979年にユネスコ世界遺産に登録された歴史的な旧市街から、わずか10キロしか離れていません。ドゥブロヴニクの旧市街は、かなりこじんまりしているので、徒歩での観光がぴったり。ここは、数多くの教会や要塞、その他文化的に重要な観光スポットの宝庫ですが、おそらくもっとも人気のあるアトラクションは、旧市街をとり囲む目を見張るような古代の塁壁です。こんにち、これらの壁は世界的に有名な街の象徴的なシンボルであり、一世を風靡したテレビドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」の主要な舞台のひとつ、キングズ・ランディングの撮影現場としても知られています。