Photo by Marjan Radović

深くもぐればもぐるほど、美しさは増すばかり

クロアチアのアドリア海岸は、長年にわたり風や海、岩がつくりあげてきた千を超える島々で飾られています。クロアチアの大地は低く落ち込み、海に覆われた大地、水中世界を楽しむことができるように海が近づくことを許しています。クロアチアには、多くのすばらしいダイビングスポットがあり、そのうちいくつかは、他の追随を許さないほどです。

ラストヴォ-海底に沈む自然と歴史の宝庫

クリスタルクリアに透き通る海を探しているなら、ラストヴォがぴったり。ラストヴォ島は、有人の島としては、クロアチア一沖合に離れた島で、防衛の最前線を担っていました。このため、ラストヴォ周辺の海底には、古代からこんにちに至るまで、偉大な歴史のミステリーがひそんでいても不思議ではありません。最終目的地に到達できなかった数多くの船の残骸や宝物が、今なお、ラストヴォ群島の海底を飾っています。それと同時に、ラストヴォはクロアチアで一番新しい自然公園で、穏やかななかに人を寄せ付けない厳しさを持ちあわせ、ラストヴォ周辺の水中世界は、地中海のまさに中心部に自生する動植物の宝庫です。

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難破船ヴィス号-ふるさとに戻ってきた船

蒸気船ヴィス号は、第二次世界大戦がはじまるまでは、平穏にその航路を帆走していました。ヴィス号は、中立の立場でいることを望んでいましたが、連合軍の海軍に捕獲され、その部隊に組み込まれました。戦時中は、北米からアフリカまで、いたるところに出航し、戦争が終わったとき、アドリア海に帰国しました。ヴィス号は、世界中で、戦闘攻撃のすべてを回避し、潜在的な不意打ち攻撃を生き延びてきましたが、やっと自分の「裏庭」であるプロミンPlomin湾近くに戻ってきたときに、地雷にぶつかり、あえなく海に沈みました。
しかしこんにち、まさにそれゆえに、岸辺からあまり遠くまで冒険しなくても、難破船を間近に見ることが可能なのです。歴史のうねりに飛び込み、この船の威厳を目の当たりに感じ、まわりを取り囲む海の生き物すべてに驚嘆してはいかがでしょうか。

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ボバラBobara小島-せまい扉のうしろに広がる果てしない世界

ドゥブロヴニクの近くにいて、アドベンチャーをお探しですか?海に出向けば、アドリア海域でも指折りの美しさを誇る洞窟にたどり着くことができます。わずか数メートルの深さまでもぐれば、美しい海中洞窟に通じる狭い通路に到達。この海中洞窟は、15メートルの深さに位置しているので、ビギナーにも適しています。もっと大胆なアドベンチャー好きには、島の外縁に位置する深さ80メートルの水中壁があり、ここには、水中世界の宝庫がひそんでいます。

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バロン・ガウチ号-海に沈んだ巨人

船長80メートルのバロン・ガウチ号は、100年以上前に沈没し、イストゥラ海底に深くひそんでいます。トリエステに向かう途中、船は北に航海しすぎて、ロヴィニュの近くに難破しました。タイタニック号の沈没からわずか2年後に発生した、アドリア海域最大の悲劇の一つの現場を、目撃したいダイバーなら、絶対に必見のスポット。このことから、バロン・ガウチ号は、アドリア海のタイタニック号とよく呼ばれています。

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コルナティ国立公園-うちに秘められた美

コルナティの本当の美しさは、海面下にひそんでいるので、この場所の本当の魅力を知るためには、海の表面の下をのぞきこんで見る必要があります。豊かな自然と壮大な水中世界が、この国立公園のおもな特徴。このエリアの手つかずのままの自然が残されている深海では、この上なく美しい海底世界とたわむれることができます。スキューバダイビングをしない人なら、クリスタルクリアに透き通った海のおかげで、シュノーケリングでも極上の海の世界を楽しめます。コルナティに来ると、夢は本当にかなうのだと実感できます。陸と海、そして北と南がぶつかりあうコルナティ諸島は、豊かな動物世界と海が創り出す多様な水中彫刻の宝庫。地中海域でも有数の美しい群島を形づくっています。

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ジリェ-歴史的海底ミュージアム

第二次世界大戦中に使用されたドイツの急降下爆撃機ユンカースJu87は、愛称「シュトゥーカ」として知られていますが、5709機製造され、こんにちでは、ほんのわずかな数だけが現存しています。二機はロンドンとシカゴの博物館に展示され、二機はギリシャとノルウェーの海底から引きあげられていますが、2014年にジリェŽirjeで発見された一機は、まだ海の底に沈んだままです。計画では、引き上げて修復する予定ですが、高度な技術を要する機体の修復に必要な条件が整うまで、機体はアドリア海の海底を飾っています。機体がホンモノの博物館に移設される前に、実際に自分の目で、この歴史的な海底ミュージアムを訪問してみてはいかがでしょうか。
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