Photo by Maja Danica Pečanić

あのアンソニー・ボーディンが舌を巻いた料理

日常生活のストレスから解放されるには、クロアチアのアドリア海でのバカンスが最適。そこでは、すべてがシンプルで、究極のくつろぎに身をゆだねることができます。きらめく太陽-確認OK、ビーチ-確認OK、世界でもとびきりすみきった海-ばっちり。食べ物は?もちろん完ぺき!

シェフのおすすめ

アメリカの人気グルメ作家アンソニー・ボーディンは、クロアチア料理を見いだし、世界中のお茶の間にクロアチア・グルメの魔法を紹介するのが遅きに失したと、自分のおろかさを公然と認めました。クロアチア料理の最大の秘密のひとつは?シンプルさ。単にそれだけです!

変わりゆくメニュー

新鮮さも、季節ごとに変わるメニューの重要なポイント。もともとは、海辺や島の生活の厳しい現実に根ざしています。家族の食事は、地元で手に入るものだけに完全に頼っていたのです。家庭でつくられる田舎料理のおばあちゃんのレシピは、代々うけ継がれてきました。おばあちゃんの言うことはきっと正しいにちがいありません、やっぱり昔はなんでもよかったんです!

自然の恩恵

海に近いのは、もちろんお宝グルメを約束する大きなアドバンテージ。新鮮でゆたかなシーフードは、クロアチア海岸部を訪れる一番のおたのしみのひとつでもあります。クロアチアン・グルメにかかせない食材、オリーブオイルやワインは、いまだに、ほとんどの家庭で自家製です。だから、ワインを試飲してご近所をまわるのは、やることリストに絶対ランクインさせるべき。

愛されてやまない食材

春に来たなら、地元の人たちが、野生アスパラガス摘みに野山へ消えるのを目撃し、11月になると、ネレトヴァNeretva谷にたわわに実るオレンジがあふれるのを目にすることでしょう。140万本の樹々は、上質なみかんの果実を世界中に送り出しています。地中海式食文化にかかせないもうひとつの重要な食材といえば「ブリトヴァblitva(フダンソウ)」。ジャガイモ、ガーリック、オリーブオイルと一緒に煮た料理は、もっともポピュラーなつけ合わせのひとつです。お肉好きなら、生唾もののラム料理にうっとりするはず。軽く味つけをした串焼きを、つけあわせやサラダといただくのが一般的な食べ方です。シンプルな調理が、素材のうまさを最大に引き出すのです。

世紀のカムバック

かつてはポピュラーだった田舎料理を作るのに、地元でなじみの深い食材を使う昔ながらのレシピたちは、一度は姿を消してしまいました。それがこんにち、地元の郷土料理に多彩なバラエティをもたらす驚きのグルメとして返り咲いています。すばらしいカムバック!

食道楽のTo-doリスト

食べ物ずきのための耳よりなB級グルメ情報!ソパルニクsoparnik(フダンソウのお焼き)-かつてポリィチュカPoljicka共和国といわれたエリアの究極の農民料理で、こんにちクロアチア文化遺産の一部として保護されている料理のほか、ヴィシュカ・ポガチャViška pogača(ヴィス島の平たいお惣菜パン)、グレガダgregada(フヴァール島の海鮮シチュー)、そしてこちらも文化遺産に登録されているヴィタラツvitalac(ブラーチュ島のラムモツ串焼き)など、あまり紹介されることが少ないクロアチア料理も、ぜひお見逃しなく。

青空市場めぐり

ヴィス島のレモン、マラスカ・チェリー、リュボトヴィツァLjubotovicaガーリック、各種はちみつは、地元の青空市場に行かなければ手に入らない食材の一例。さらに、幅広い種類のハーブがもたらすフレーバーも、この自然のパラダイスで見つかるのをお忘れなく。もちろん、自家製ラキヤも、グルメなバカンスの一コマに含めるべきでしょう。乾杯、またはクロアチア流に「ジヴィェリživjeli」!

目まぐるしい現代社会、クロアチア流にちょっとスローダウンしてみてはいかがでしょう。ローカルフード、鮮やかな味わい、シンプルな調理が彩るのんびりペースの健康的なライフスタイルで。